当サイトでは、私自身の会社退職・個人事業主としての独立開業・各種手続きや確定申告といった経験をもとに、その方法や所感などを記事にしてアップしてきました。
個人事業主(フリーランス)になって3年が経ち、一通りのことは経験したと思いますので、振り返りやすいようにまとめたのが今回の記事です。
開業するための手続き、保険や年金の引き継ぎや切り替え、確定申告のTipsや節税対策まで。
これから独立を検討している方はもちろん、現在フリーランスとして活躍されている方にももしかしたら役立つ内容があるかも。
それではご紹介していきます!
退職〜独立(開業)保険や年金、失業保険などの手続き
よほどヒドイ仕打ちを受けたわけでもない限り、退職の手続きや引き継ぎは滞りなくスムーズにしておきたいもの。
「立つ鳥跡を濁さず」に越したことはないですからね。
退職時に気をつけておきたいポイントや健康保険の任意継続(or 国保への切り替え)、厚生年金から国民年金への切り替えなどについて解説したのが以下の記事。
退職の伝え方、社会保険や年金などの手続きまとめ。伝えづらいなら「退職代行」を使うのもアリ
いろいろと手続きをしてみると、年金や保険の料金の一部を会社が負担していたりと、サラリーマンって結構恵まれてたんだなということがよくわかります・・・。
いよいよ開業(独立)する段になったら実際には何をすればよいのか、その手順についても体験をもとにまとめています。
個人事業主の開業に必要な書類と手続きまとめ。開業届と青色申告書でOK
個人事業主として開業する場合には、「個人事業の開業・廃業等届出書」を税務署に提出すればOK。
最大65万円の控除が受けられる青色申告をする予定なのであれば、青色申告承認申請書も一緒に出しておきましょう。
節税・確定申告
私が最初の確定申告を終えて、「ああ、これをやっておけばもっと楽だったのに…」ということをまとめたのが以下の記事。
個人事業主(フリーランス)が確定申告に向けて気をつけておくべき3つのこと
これを読んだこれから独立される方は、同じ罠にハマらないようご注意を。
独立するなら併せて加入しておきたいのが、「小規模企業共済」という仕組み。
積立額が全額所得控除(≒節税)になる上、20年以上継続すれば元本以上の金額が返ってきます。つまり節税分(+利息分)が丸儲けということ。
年利に直せば30%超というすさまじい数値に。こんなオイシイ制度、入らない手はありませんよ。
「小規模企業共済」のメリット・デメリット、掛金や解約についてくわしく解説。フリーランス・社長は加入しよう!
個人事業主がどのような控除(税金のかかる所得から差し引くことのできる金額)を受けられるかも最初のうちに知っておきましょう。
個人事業主(フリーランス)の節税対策として、おもな所得控除を知っておこう
例えば「青色申告控除」は事前に申請書を提出していなければ受けられませんし、「配偶者/扶養控除」も家族の所得額に左右されるため、いざ確定申告をしようというときに知っても手遅れなのです。
実際にどのツールを使って収入や支出といった帳簿をつけていくかも、いろいろなツールがあって目移りしてしまうかもしれません。
私が今年から使っているるのはクラウド会計サービス。
その中でも「MFクラウド確定申告」や「freee」が現在のところ2強となっています。
銀行やクレジットカードの明細を自動で取り込み・仕訳をしたり、収入や支出の推移レポートをグラフで見られたり、確定申告書を作れたりなどとても便利。
会計系ソフトはWindows専用が多いのですが、これらのクラウド会計ソフトはMac/Windows関係なく使えるのも嬉しい。
会計データをクラウドにアップするのはどうしても抵抗がある、という方は定番会計ソフト「やよいの青色申告」あたりを使うのもいいでしょう。
但し、Windows専用なのでMacユーザーの方はVMWare等の仮想ソフトを使ってまずWindowsをインストールする、という若干面倒な手順が必要になります。
実際に確定申告書を記入するときに、絶対に忘れないでおきたいポイントが2つあります。始めてだともしかしたら見落としてしまうかもしれないので(私も危なかった)、チェックしておいてください。
源泉徴収や所得控除を書き忘れると、確定申告でかなり損してしまうので注意
サラリーマン or 個人事業主(フリーランス)、どちらがいい?
現在は会社勤めをしつつも、独立しようか悩んでいるという方もいらっしゃるかと思います。
今の社内での環境が厳しいとどうしても「独立して自由になりたい!」と考えがちかもしれませんが、それほど甘くはありません。
当然のことながら、個人事業主になっていいことばかりではない、という話。
私自身は独立して正解だったと思っていますが、向き不向きがありますし個々で状況やスキルが違うので、サラリーマン/個人事業主のどちらがおすすめというのはありません。
ただ、開業することによって必ずしも自由なパラダイスが待っているわけではないということは認識した上で、独立するか会社で頑張るか(転職も含め)考えてみてください。
あとがき
以上、当ブログで掲載した個人事業主関連の記事をまとめてみました。
これから独立開業を検討している方は、ご参考にどうぞ!