世渡り上手で頭のいい人には、どんな特徴がある?こんな人となら一緒に仕事しやすそう

世渡り上手で頭のいい人には、どんな特徴がある?

「頭のいい人」という言葉、どういう意味で使っていますか?

高校生くらいまでは「勉強ができる」という意味で使われることが多いでしょう。
他には、「頭の回転が早い」「世渡り上手」「要領がいい」などなど、使う人や状況によって意味が微妙に変わる、あいまいな言葉でもあります。


私にも、「この人は頭がいいな…」と思う基準があり、それは同時に”こうなりたい”という理想像でもあります。

あくまで個人的な基準とはいえ、これから挙げる5つの特徴に当てはまる人は、きっとどこでもやっていけますし、着実に日々成長していくことでしょう。

同僚や上司、部下から「この人と仕事したい!」と思われること請け合いです。


今回は、そんな「頭のいい人」の5つの特徴について書きました。

① 好奇心が旺盛

好奇心が旺盛

「頭のいい人」は好奇心旺盛で、いろいろなことを知りたがりますし、知らない場所に行くことを厭いません。


例えば、スマートフォン。
もう付いていけないよ〜と調べようとすらしない人がいる一方で、「何ができるの?」「今までの携帯に比べて何が便利なの?」と人に聞いたり調べてから判断しようとする人もいます。

どちらが今後より成長の余地があるか?答えは明白です。

仕事をする上でも、新しい事業やアイデアを前向きに考えるのは後者のタイプでしょう。


逆に、新しいことをするよりも現在の状態を守ろうとする前者のタイプの人は、安定した組織に属していたり、既にある程度の地位にきてしまった(にも関わらず能力不足)な人に多い気がします。

現在の日本のメーカーが外国勢に押されているのは、まさにこういった保守的な方々が…というのは言い過ぎでしょうか。

失敗を恐れずチャレンジする精神を持っている人が、トライ&エラーを繰り返して成長し、「頭のいい」人になっていくのだと思います。

② 人の話をちゃんと聞いて、適切な質問ができる

人の話をちゃんと聞いて、適切な質問ができる

「頭のいい人」は、人の話を聞きます

なぜなら、その方が自分にとってプラスになると知っているから。


自分の話ばかりして相手の話を聞かない人、よくいますよね。

きっと気持ち良く喋っているのでしょうが、そういう人はものすごく損をしている。

話している相手が、自分にない経験をしたり、アイデアを持っていたりするかもしれない。
それを聞くチャンスを、みすみす逃しているのですから。


ただし、単に聞いてうなずいているだけでは不十分。
話を聞きながら、より自分の聞きたい、深い内容を喋ってもらえるよう、適切な質問をすることが重要です。

「それは、こういうことですか?」と自分の現時点での理解を話したり、
「なぜ、そのときそういう行動をしたんですか?」とより突っ込んだ質問をしたり。

読書でも他の人の体験や考えを知ることはできますが、直接会って聞くのとではやはり全く実感が違います。


自分でない誰かと話すというのは、成長のチャンス。

それを理解しているのが「頭のいい人」なのだと思います。

③ 流行に敏感だが、流されない

流行に敏感だが、流されない

「頭のいい人」は、常にアンテナを貼っており、トレンドをチェックしています。
(トレンドとはファッションや歌などに限らず、自分が関わっている業界の流行のこと)

どんな業界であっても、新しい技術だったり、飛ぶ鳥落とす勢いのベンチャーだったり、合併やらなんやらの噂だったり…というトレンドはあるもの。

そういった流行に敏感であるのは、ビジネスマンとしてはある意味当たり前と言えるかもしれません。


ですが、例えば”クラウド”が流行っているからといって、意味もよく理解せずに「我が社もクラウドだ!」とか言い出してしまうのは、自分の無能を晒しているようなもの。

「頭のいい人」は、きちんと自分の評価基準を持っています。

流行っているからといって闇雲に乗っかるのではなく、きちんと性質やメリット・デメリットを理解し、「それは本当に必要なのか?」を考えた上で判断を下すのです。

④ 人や環境のせいにしない

「頭のいい人」は、何か困難や失敗があっても人や環境のせいにせず、自分が改善できる点を探します。

いろいろなところで良く聞こえてくるのは、「あの人が◯◯だから××できなかった」「会社が給料を上げてくれない」「ブラック企業で大変だ」などといったグチ。

それで発散して気持ちが晴れれば少しはマシなのかもしれませんが、明日からの仕事が何か変わるでしょうか?


結局のところ、他人や会社を意のままに操ることなど不可能なのですから、自分の行動を変える以外にないのです。

それを怠ってどうのこうの言ったところで、また変わらぬ毎日が繰り返されるだけ。


自分の行動を変えて、環境を改善していく。

それでもどうしようもないというのなら、その環境自体を(転職、移住などで)全く変えてしまう。

あいつが悪い、会社が悪いなどと考える間に、自分のできる選択肢をリストアップし、どう行動するか考える。
それでもいい案が浮かばなければ、信頼できる友人などに相談する。
そういうアクションを起こすほうが、よほど生産的でしょう。


生い立ちや生まれつきの病気でも無い限り、全ては自分が選択した結果だと自覚し、行動できるのが「頭のいい人」だと私は考えます。

⑤ 現状に満足しない

「頭のいい人」は、『これで100%満足!』になることが決してありません

いくら成功したプレゼンやプロジェクトであっても、「あの時はもっとこうできた」「次はこうすればもっと上手くいくはず」と考えます。


あれだけメジャーで成功を収めたイチローですら、毎年フォームを変えているといいます。

それだけ「現状不満足」でなければ、好成績を維持することは難しいということなのでしょう。

裏を返せば、たとえ現時点で成功・安定していたとしても、そこで満足して守りに入ってしまえば、遠からずその地位は崩れてしまうだろう、ということです。


安穏として従来の成功体験に固執している間に、環境は変わり、ライバルは何とか逆転しようと仕掛けてくるわけですから当然のこと。
守るためには、攻めなくてはいけないのです。

どんなに成功していても、もっと良い仕事が、楽しい生活ができるはず。
そう考えて毎日工夫し続ける「頭のいい人」になりたいものです。

あとがき

今回の記事は、結果的に自分の中での理想像を書いた形になりました。

私自身、この記事をたまに見返しながら「頭のいい人」に近づけているか?定期的にチェックしていきたいと思います。

2012年に掲載の記事を再編集したものです。

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