TOEIC点数を短期間でアップさせる勉強法を紹介。2ヶ月で340点アップした実績あり

多くの人が、勉強したいけどなかなか続けられない、上達しないものといえば、英語

英会話スクールに行ったり、学習教材を買ったりしてはみるものの、なかなか成果が出ない人もいるでしょうし、そもそも成果が見えにくいから継続しにくい、という面もあるかもしれません。


そういう方に、手っ取り早く成果が見えてオススメなのがTOEIC

基本的に「聴く」「読む」の試験ではありますが、「しゃべる」「書く」のベースとなる英語力も身につけることができます。

そうは言っても、TOEICだってなかなか難しい…。

そんな人のために、今回は私が実際にTOEICを受験し、実質2ヶ月で340点アップを達成したその方法を公開します。


ちなみに、点数の遷移は以下の通り。

私のTOEICスコアアップ遍歴
  • 勉強せずに受験 → 510点
  • 対策本をちょっと読んで7月受験 → 575点
  • 1ヶ月ほど勉強して9月受験 → 720点
  • さらに1ヶ月ほど勉強して11月受験 → 850点

テスト直後の1ヶ月は勉強をしていなかったので、勉強期間実質2ヶ月で340点アップを果たしたことになります。

TOEICの問題内容は当時とやや変わっていますが、必要とされるスキルは同じ。その頃培ったノウハウは今でも間違いなく通用するはず。


というわけで、今回は私がどのようにして短期間で英語力を身に付け、点数アップを果たしたのか?その方法をご紹介。

TOEICの点数アップを目指すモチベーションの土台作り

TOEICの点数アップを目指すモチベーションの土台作り

どんな勉強でもテストでもそうですが、「なんとしても点数を上げたい(合格したい)」というモチベーションがなければ、せっかく正しい勉強法を身に着けていても実行することができません。

『頑張る』『決意する』ではすぐにくじけてしまうので、ここではモチベーションをどのように保つかについて考えてみます。

仲間、ライバルは勉強継続に最も効果的

いざ勉強を始めたとしても、すぐに辞めたりあきらめてしまっては元のもくあみ。

一番良くないのが、目標もなく一人で「英語の勉強を毎日2時間するぞ!」などと決意すること。これはまず続きません。


そこで有効なのが、まず仲間とライバルを見つけること。

例えば授業や仕事の後、1時間でも仲間と集まって勉強する時間を作る。

これだけで、1人するのとは比べ物にならないくらい、勉強の習慣がつきます。


また、同レベルくらいのライバルがいると、「こいつには負けたくない!」という気持ちが生まれてモチベーションが維持しやすくなります。

点数で負けた方が、勝った方に飲み代をおごる、なんて約束をするのも有効ですね。

目標とマイルストーンを立てる

これも当たり前ですが、「いつまでに何点を(何のために)取るか?」を最初に決めておくのと、そうでないのではその後の成果に相当な差がつきます。

それどころか、何を目標にやっているかすら不明なようでは、そのうち飽きて辞めたくなってしまう可能性すらあります。

『山を登る時 ルートもわからん! 頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ!』 確実! そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!
(by ジョセフ・ジョースター)

いつまでに何点を取るか目標を決め、そのためには例えば期間の半分過ぎたときにどうなっているべきか、どこまで勉強を終えているべきか、など、マイルストーンを立てていきましょう。


私の場合は、845点を獲得している先輩がいたので、それを目標に勉強しました。

結果的に目標を5点上回ることができたのですが、その目標がなければもう少し低いレベルで満足していたかもしれません。

SNSやブログも有効活用しよう

身近に一緒に勉強する仲間やライバル、目標が見つからない場合もあるかもしれません。

そんなときは、TwitterやFacebookといったSNSで同志を探してみるのもアリ。


Twitterでハッシュタグを作ってつぶやき合ったり、Facebookでグループを作って情報交換をしたり。

遠く離れた人や、極端に言えば会ったことがない人であっても、SNSでは繋がることができます。


コミュニケーションが苦手な人は、TOEICに関して投稿しているアカウントを適当にさがしてリストを作るのもいいかもしれません。

以前に比べ、こういったSNSを活用することでさらに勉強する環境を整えやすくなっているのではないでしょうか。

TOEICで効率よく点数を取るための勉強法

TOEICで効率よく点数を取るための勉強法

TOEICには英語力が必要ですが、とにかくハイスコアを目指すのであれば効率の良い勉強法があります。

TOEICの出題形式を知り、攻略する

まず、TOEICがどのような形式のテストなのか知りましょう。

Part1〜7はそれぞれどんな形式でどう解くのが効率が良いか、時間は何時間か、満点は何点でどういう採点がされるか、などなど。


私がTOEICを受けた当時は、まず最初に以下の本でTOEICがどういうテストなのか把握することから始めました。

TOEIC Test 「正解」が見える【増補改訂第2版】

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キム デギュン
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TOEICがどういうテストか知り、時間配分や解き方を工夫することで、50点くらいは簡単に上がるものです。
(私の場合は510→575の65点でした)


2024年現在だと、TOEICを分析している対策本としては例えば以下のような本が出版されているようです。

【改訂版】たった4時間でTOEICテス完全攻略

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中尾享子
1,979円(09/19 14:06時点)
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「ダイアログ型」の参考書で、リスニングと単語力・速読力を上げる

一口に英語を勉強するといっても、単語を覚え、リスニングも、速読も…と考えるとなかなか大変。

それらを一気に底上げすることができるのが、ある程度の長文とそこに登場する英単語が掲載されているダイアログ型の参考書

リスニングも一緒に鍛えるため、かならずCDなり音源がついたものを選んでください。


私が使ったのは、以下の本。

英単語・熟語ダイアローグ 1800 三訂版

英単語・熟語ダイアローグ 1800 三訂版

秋葉 利治, 森 秀夫
2,640円(09/19 14:06時点)
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これ1冊あるだけで、リスニングとリーディングの両方の英語力アップしつつ、単語力までついてきます。

  • 何も見ずにダイアログを聴いて意味を把握し、再度今度はダイアログを読みながら聴いて答え合わせ(リスニングの勉強
  • 制限時間を決め、ダイアログを読んで意味を把握し、再度今度は訳を見ながら読んで答え合わせ(リーディングの勉強
  • 上記2つで出てきた単語を文章ごと覚える(単語力強化


逆に、単語がひたすら羅列されているタイプの単語集を使うのはオススメしません。

単語よりは文章、文章よりはダイアログ(対話形式のまとまった文章)の方が、記憶がつながって思い出しやすいので。

その単語自体を忘れたとしても、文章の他の部分から思い出したり、あるいはダイアログのストーリーの他の部分から思い出したりできる可能性が高まります。

テスト形式の問題集をやり込んで、問題形式に慣れつつさらに実力アップ

前述のダイアログ単語集では特にカバーしにくい部分が、Part5,6の文法問題。

また、せっかくリスニングやリーディングのスキルが上がったとしても、問題形式に慣れていないとサクサク解くのが難しいです。


なので、並行して実際のTOEIC形式の問題集を買ってバンバン解きましょう。

TOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略 問題集 【音声DL付】

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小石 裕子
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【音声DL・全問解説動画付】TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+

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ヒロ 前田
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解き終わったら答え合わせをして、問題の選択肢全てについて「これはこうだから間違っている、合っている」を説明できるように覚えます。

経験上、「じっくり時間をかけて1周」よりも、「ある程度の精度で2、3周」の方がより覚えるスピードが早いです。試してみてください。

模擬テストで現状把握&総仕上げ

テスト直前でなくても、定期的にTOEICの模試を解き、現状でどこまでいけるのか、弱点はどこなのかを把握しましょう。

もちろん、2時間きっかり測って。

TOEICから公式の問題集が出ているので、それを使うと良いでしょう。


公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10

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ETS
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2時間かけてTOEICテストを受け採点してみれば、弱いのはどのパートか、時間配分は適切か、速読速聴のスピードは足りているかがわかり、今後テストに向けて何を重点的にやるべきか見えてくることでしょう。

また、2時間続けて集中するのは一人ではなかなか難しいので、誰かと一緒にやることをオススメします。


もし公式でなく市販の模擬試験を使う場合は、難易度や出題傾向が本物のTOEICと合っているかどうか、公式問題集と比較しながら選んでください。

出版社によっては、極端に難しすぎるなどクセがあるので要注意。

自分に合ったやり方を常に模索する

私は常々思っていることなのですが、「努力する」のは必要条件であって、十分条件ではありません。

つまり、ひたすら努力したって成果が出ないことなんてザラにあるということ。
TOEICの勉強だって同じです。


その理由の1つが、努力の仕方それ自体に対する工夫が足りないということ。

例えばテストに出ない部分をいくら覚えても、あるいは記憶に残りにくい勉強法を何回繰り返しても、結果が出にくいのは当然です。


学生時代を思い出してみてください。

身の回りにも、毎日何時間も勉強を続けているのに成績が上がらない人、いたでしょう?


一方で、大した勉強をしてなさそうに見えるのに好成績を挙げる人もいる。

そういう人は、自分や目標に合った勉強法を本能的に知っているか、あるいは勉強のプロセスを工夫し、目標達成に向け一番効率が良い形に改善していった結果、努力自体の量は少なくて済んだ、ということなのです。


例えば私の場合、最初は高校時代の文法を総復習、1日◯ページ!と決めていたのですが、3日でやめて今回紹介した勉強法にシフトしました。

TOEICのスコアアップという目標に向けては、時間対効果が低いと判断したからです。
(目標が「大学合格」なら、もちろん話は変わってくるでしょう。)


ただひたすらに努力するだけでなく、目標に向けてどういう努力の仕方がベストか?試行錯誤しながら、最短ルートでゴールに向かう方法を常に考えること。

これはズルでも何でもなく、必要不可欠なことだと私は思います。

TOEICスコアアップを試すなら、知っておいてほしいこと

TOEICスコアアップを試すなら、知っておいてほしいこと

この記事は私が実際にTOEICを受験し、短期間でスコアを上げた経験から書いたものですが、いくつか注意してほしいことがあります。

今回紹介した勉強法は、あくまでTOEICのスコアアップに特化したもの

本記事は総合的な英語の勉強ではなく、TOEICの点数アップに特化したものです。

私が最短距離で点数アップを達成するためにやったことをそのまま書きました。


なので、一部

「これは英語の勉強としてどうなんだ?」
「TOEICの点数は上がっても英語力は身につかないのでは?」

というのが混じっているかもしれません。


ですが同時に、英語を身につけるベースとなる英語力はつくことを保証します。

実際、TOEIC受験後に海外に短期留学し、一番レベルの高いクラス(私以外は、スイス人:4人、メキシコ人:1人)に入りましたが、日常生活、及び授業中のリスニングはほとんど不自由ありませんでした。

※ただし書く話す方はTOEICだけだと不十分なので、例えば英語で議論するともなると、これだけではちょっとキツイのも事実。。

勉強法は人によって異なる。トライアンドエラーが大事

当たり前ですが、今回紹介するのはあくまで「私のやり方」であるということ。

その人の性格や置かれた状況に応じて、合ったやり方というのは少しずつ違うはずです。

短期集中で結果を出すテスト勉強法 短期集中で結果を出すテスト勉強法。資格試験や入試に受かるための考え方とは


これから英語を勉強する人のための指針になるよう書いたつもりですが、鵜呑みにして勉強するだけではうまく行かない部分も出てくるでしょう。

とりあえず実践してみつつ、自分なりにアレンジして独自の勉強法を編み出してみてください。

TOEIC点数アップの効率的な勉強法

今回挙げたやり方はあくまで私のやり方であって、唯一絶対の正解ではありません。

とはいえ、試行錯誤して辿り着き、一定の成果を出した方法ではあります。


もし勉強の仕方に迷っている人がいれば、まずはこれに沿ってやってみて、その中で自分により合った方法に改善していくと良いかと思います。

何より大事なのは、この記事を読んだだけで終わらせず、今日からでもまず始めてみることです。


やろうやろうと思って手を付けられていなかった英語の勉強、思い立った今がチャンスかも?

ぜひ試してみてください!

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